青森で民謡をどうぞ

 おばんです。やっと涼しい毎日です。
 さて青森を舞台にした歌はずいぶんたくさんあります。若い方はあまりご存知ないでしょうが、歌謡曲ではやら「津軽海峡冬景色」やら「風雪流れ旅」やら「涙の連絡船」やら―。
 
 民謡ではなんといっても「津軽じょんがら節」が有名です。しかし今日ここで私はあえて「弥三郎節」をご紹介したいと思います。
 「弥三郎節」は、江戸時代、青森県つがる市森田周辺から歌われた民謡。そこに住む伊藤弥三郎に嫁いだ嫁が、弥三郎の親にいじめられ、離婚することとなり、家を去るとき、嫁をかばうことすらしなかった気の弱い夫に、憤りをこめて唄ったものといわれています。

 歌詞の中には
「夜草朝草欠かねども 遅く戻れば イビられる」 
「苛びたり揉んだり 嘲けたり 日に三度の口つもる」
「無理な親衆に使われて 十の指コから血コ流す」
「なんぼ稼いでも働らいても (髪に)つける油コも つけさせぬ」 
「ここの親達ァ皆鬼だ ここだとさとったら 誰ァ来べな」 
 など嫁の嘆きが込められていて、哀愁を帯びたメロディが悲しさを強調します。実際には、津軽弁がキツく私たちでも聞き取れない言葉が多いのですが、青森にお越しの際、チャンスがあればぜひ一度ごお聞きあれ。
 アルファホテル青森は、青森市の飲食街、本町のど真ん中。近隣には三味線の生演奏をお楽しみいただけるお店もあります。お越しの際、フロントスタッフへお気軽にお尋ね下さい。

                                

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